◎わが家の子連れ移住日記!その22◎【ミツバチみたいに蜜を吸いたくなったよ編】
こんにちは。みっちです。
あれは昨年の5月中旬頃のことです。
家から出ると、ほのかに甘い香りが
ふんわりと風で運ばれてくる日が続いたのです。
まわりの花の香りをかいでもピンときません。
でもどこかで知っている香り。
ふと目の前の山が目に入りました。
白い花が咲き誇っています。
アカシアの花(正式にはニセアカシア)。
合点がいきました。
香ってくるのはアカシア蜂蜜を食べたときに
口の中に広がるあの香りです。
花までは結構離れているのに
風でこんなに香りが運ばれてくるなんて!
うっとりするような甘くていい香り
そんなわけで蜜を吸いたくなりました。
ミツバチってこんな気分なんだなーと思いながら
ニセアカシアの採取にGO!!!
・・・なぜこのとき、家族の制止を聞かなかったのか。
この決断が自身を地獄へと突き落とすことになる。
そう、このときのわたしは正気じゃなかったのです。
アカシアの花は盛りをやや過ぎたころ。
香りも弱いように感じました。
蜂蜜のようなアカシア酒をつくろう!
と決めていたので、まだ香りがありそうな花をクンクン。
こっちはどうかなとクンクンクンクン・・・。
本来なら、こんな魔女仕事ははんちゃんにお任せすればいいのに
このときの自分は花の香りに惑わされ狂気に満ちていたのです。
その日は摘んだ花をリカーに漬けこんで終了。
翌朝目覚めると、目が開かない。
クシャミが止まらない。
鼻は取り外して洗わないと取り戻せないなって感じでした。
鏡の前で腫れあがった目を見つめながら
自分は花粉症なんだと自覚した2020年、春。
数か月間漬けこんだアカシア酒は
花粉臭いだけのリカー味でした。
地域おこし協力隊 きだてみちこ