「第20回に感謝!! どろん田バレーボール日本大会」が行われました!
7月22日(日)、辰野町川島地区は朝から快晴。
川島地区渡戸の田んぼには全国から約500名の選手が集まり、
「どろん田バレーボール日本大会」が盛大に開催されました。
どろん田バレーって?
その名の通り、「田んぼの中で」「どろんこになりながら」行うバレーボールです!
全国さまざまなどろんこイベントがありますが、辰野のどろん田バレーは今年で記念すべき第20回!!
辰野町内外はじめ、遠くは宮城や東京、三重など県外からも多くのチームのご参加をいただき、56チームを迎えた盛大な大会となりました。
笑いの絶えない開会式
大会の開会式は56チームが並ぶだけでも会場がギュウギュウです。
また、皆さん思い思いのユニフォーム(衣装?)でご参加いただき、その様子は圧巻でした。
「今日のお天気は、誰のおかげでもない、わたくしのおかげです」で始まる大会長の挨拶。
リーグ戦のくじ引きで早々にA-1を引き当ててくださったチームの選手宣誓。
ご来場いただいた町長はじめご来賓の方々のご挨拶。
全てがどこかクスッとさせる、素敵なお話をいただきました。
また、開会式後には信州たつの太鼓のみなさんに、勇壮な和太鼓の演奏をいただき、
選手たちの激励をしていただきました。
午前中は予選リーグ
8つのリーグに分かれ、予選14試合が4つのコートで行われました。
このコートも全て地元の方々の手作りです。縄と竹や木で作ったネット、達筆の看板、手書きのリーグ表。
20年間毎年試合を見守って来たリーグ表は、味のある色で今年も大会を見守ってくれます。
はじめはやはり、みんなちょっと遠慮がち。
「わー!足が抜けない!!」「転ぶ転ぶ!!」などと言いながらも、ちょっとおとなしい試合展開に。
しかし、慣れてくるにつれて、泥のハネ、ラリーは激しくなっていきます。
試合終了後はお約束の・・・
そして、各試合終了後には、どろん田バレーのお約束「泥のかけ合い」があります!
各チーム、ネットの下に集まり、相手のチームに泥をかけ合うのです!!
それはもう盛大にかけ合います。審判も巻き込まれて泥だらけになってしまいます(笑)
試合が終わったら、土手を登ってすぐの川で泥を洗い流して、ついでに水浴び。
応援の子どもたちも水遊びに夢中です。みんなとっても気持ち良さそう。
お昼は豚汁そして夏野菜
選手たちには地元のお母さんたちが大釜で作ってくださった豚汁がふるまわれました。
また、出店ブースでは、バケツで冷やされた冷たいきゅうり、トマトなどの夏野菜が味噌マヨネーズとセットで破格で売られていたり、
かき氷や綿あめの出店があったりと、
選手や応援に来てくださったみなさんのお腹を満たします。
白熱の決勝トーナメント
午後のトーナメントになると、やはりどのチームも強い!
ラリーが続き、白熱の試合に。
泥のかけ合いも激しさを増していきます!!
快晴に恵まれたのは良かったのですが、なにしろ暑い。
今年の辰野は今までにないくらい暑いです!!
選手たちにもかなり疲労が見られました。。
そんな過酷な試合を勝ち抜いて、見事優勝を勝ち取ったのは、
なんと昨年の優勝チーム「ずくなし泥球部」さん!
二連覇おめでとうございます!!
閉会式では、1~4位のチームに豪華賞品が送られました。
お米、ジュース、お酒、、、と重いものも多く、
試合で疲れきった選手たちは、受賞の際に「嬉しい!!けど、お、重い~~。もう下に下ろしていいですか?」と苦笑い。
閉会式の後には上位チームで集合写真をパシャり。
試合中は敵同士ですが、お互い同じ泥に埋まった仲。みなさん、いい笑顔です!
おわりに
閉会式では副大会長が「おうちに帰るまでがどろん田バレーです」と挨拶をされました。
しかし、運営者側は「お片づけまでがどろん田バレー」。閉会式の後、みんなで力を合わせて一気に片付けました。
協力隊は前日の会場設営から、当日の運営(審判や大会の案内放送、授賞式のお手伝い)、片付けを手伝わせていただきました。
今年着任の協力隊ばかりだったので、「どろん田バレーってこんなイベントなんだ!!」という衝撃が凄まじかったですね。
審判をやりながら泥だらけになったり、選手たちの泥だらけの笑顔を見ながら、
「来年は、運営しながら、どうにかして参加できないか」と思った協力隊メンバーなのでした。
地域おこし協力隊 苫米地花菜(はんちゃん)